敵国王子の溺愛はイケメン四精霊が許さない!~加護持ち側妃は過保護に甘やかされています~
私がみんなの忠告を聞き入れなかったのは、物の分別がわからぬ幼い頃を除けばこれが初めてだった。いつも私によくしてくれるみんなに申し訳なくて、罪悪感で胸が締め付けられた。
だけど私はみんなの意向に背いても、道中でリスクを負っても殿下の側に行くと決めたから──!
私は脇目も振らず、ひたすら山道を登り続けた。
その間も火球は絶えず降り注ぎ、それと同じ数、光の筋も途切れることなく上空へと伸びていく。しかし中腹まで辿り着く頃には、火球を打ち砕く光線の微妙なズレに私でも気づくようになっていた。
掠めるようになんとか光が火球の端に当たったのを見た時は、ホッと胸を撫で下ろした。他にも遠方の火球に光の飛距離がギリギリだったり、打ち落とすタイミングが地表に落下するスレスレだったりして、肝を冷やすこともしばしばだった。
殿下に無理が出始めているのは瞭然で、私は息を荒くしながら慣れない山登りで既に棒のようになっている足を叱咤した。
だけど私はみんなの意向に背いても、道中でリスクを負っても殿下の側に行くと決めたから──!
私は脇目も振らず、ひたすら山道を登り続けた。
その間も火球は絶えず降り注ぎ、それと同じ数、光の筋も途切れることなく上空へと伸びていく。しかし中腹まで辿り着く頃には、火球を打ち砕く光線の微妙なズレに私でも気づくようになっていた。
掠めるようになんとか光が火球の端に当たったのを見た時は、ホッと胸を撫で下ろした。他にも遠方の火球に光の飛距離がギリギリだったり、打ち落とすタイミングが地表に落下するスレスレだったりして、肝を冷やすこともしばしばだった。
殿下に無理が出始めているのは瞭然で、私は息を荒くしながら慣れない山登りで既に棒のようになっている足を叱咤した。