愛はないけれど、エリート外交官に今夜抱かれます~御曹司の激情に溶かされる愛育婚~
「だからきっといつか俺たちを見つけるはずだ。もしかしたら今こうしているうちにも、遠い空の上から探しているかもしれない」
「それじゃ、碧唯くんともっと仲良しなところ見せつけておかなきゃ。パパとママは仲がいいほうがいいでしょう?」
「もちろん」
微笑みながら碧唯を見た、南の唇に願いを込めてキスをする。
こんなにも幸せなふたりのもとにやってこないわけはない。それこそ取り合いのはずだ。
空の上で繰り広げられる争奪戦を想像して、碧唯から笑みが零れる。
きっともうすぐ。
確信めいた想いで南と雨上がりの空を見上げた。
ふたりのもとにうれしい知らせが舞い込んだのは、それからわずか三カ月後のことだった。
END


