エリート御曹司は極秘出産した清純ママを一途な愛で逃がさない
「ああ、モデルの支倉(はせくら)乃愛だよ。知ってるかな」
「え、知ってます! めちゃくちゃ有名な方じゃないですか!」
つい身を乗り出した私を、清都さんが驚いた表情で見ている。けれど、興奮せずにはいられなかった。
だってモデルの支倉乃愛と言えば、ファッション雑誌の人気モデル。
年齢は二十代前半、たしか私より三つくらい下だと記憶している。
彼女のSNSのフォロワー数は膨大で、おしゃれで影響力のあるインフルエンサーだ。
小顔でとにかくスタイルがよく、大きな目が特徴的な小動物系のかわいらしい顔立ちをしている。
少し前からクリスタルビールのCMにも出ていて、それが爽やかですごく評判がよいのだけれど、そういう繋がりがあったのか。
有名人が婚約者だという事実にも驚きだけど、まさかあんなに美しい方との結婚を断るなんて、余計なお世話だけど信じられない。
清都さんと並ぶと美男美女でスタイルも抜群同士、お似合いな気がするけれど……。
「前にも話したけど、父同士が友人なので小さい頃から見知った間柄でね」
「そうだったんですか」
「昔から知っている、幼なじみっていうのかな。なんなら彼女が生まれた頃から知っていて、妹みたいなものだから、恋愛対象にはならないんだ」
気怠げに目を伏せていた清都さんが、突然パッと表情を明るくした。
「そうそう、昔からと言えば、実はうちの母もクリスタルビールの元社員なんだ。父とは職場結婚だよ」
「え! そうなんですか⁉」
「ああ。だから若い頃の自分ときみが重なって、今日はうれしかったんじゃないかな」
合点がいき、胸のすく思いだった。
それでご両親は終始和やかに私を迎え入れてくれたんだ。
一緒に働いていて、恋に落ちる瞬間ってどんな感じなんだろう。
そう思ったとき、プリズムでタブリエ姿で働く清都さんがふわりと頭に浮かんだ。
御曹司なのに偉ぶらず、いつも温和に、私たちと同じ目線で働く姿勢はスタッフから慕われる一因だったし、穏やかで真面目な接客態度はすごく好感が持てた。
体調が悪いお客様がいれば率先して介抱していたし、小さな子どもには木漏れ日のような笑顔で誰よりも温かく接していた。
そういう素敵な一面を目にする積み重ねが、ひょっとしたら恋に落ちる瞬間に繋がるのかな……。
「え、知ってます! めちゃくちゃ有名な方じゃないですか!」
つい身を乗り出した私を、清都さんが驚いた表情で見ている。けれど、興奮せずにはいられなかった。
だってモデルの支倉乃愛と言えば、ファッション雑誌の人気モデル。
年齢は二十代前半、たしか私より三つくらい下だと記憶している。
彼女のSNSのフォロワー数は膨大で、おしゃれで影響力のあるインフルエンサーだ。
小顔でとにかくスタイルがよく、大きな目が特徴的な小動物系のかわいらしい顔立ちをしている。
少し前からクリスタルビールのCMにも出ていて、それが爽やかですごく評判がよいのだけれど、そういう繋がりがあったのか。
有名人が婚約者だという事実にも驚きだけど、まさかあんなに美しい方との結婚を断るなんて、余計なお世話だけど信じられない。
清都さんと並ぶと美男美女でスタイルも抜群同士、お似合いな気がするけれど……。
「前にも話したけど、父同士が友人なので小さい頃から見知った間柄でね」
「そうだったんですか」
「昔から知っている、幼なじみっていうのかな。なんなら彼女が生まれた頃から知っていて、妹みたいなものだから、恋愛対象にはならないんだ」
気怠げに目を伏せていた清都さんが、突然パッと表情を明るくした。
「そうそう、昔からと言えば、実はうちの母もクリスタルビールの元社員なんだ。父とは職場結婚だよ」
「え! そうなんですか⁉」
「ああ。だから若い頃の自分ときみが重なって、今日はうれしかったんじゃないかな」
合点がいき、胸のすく思いだった。
それでご両親は終始和やかに私を迎え入れてくれたんだ。
一緒に働いていて、恋に落ちる瞬間ってどんな感じなんだろう。
そう思ったとき、プリズムでタブリエ姿で働く清都さんがふわりと頭に浮かんだ。
御曹司なのに偉ぶらず、いつも温和に、私たちと同じ目線で働く姿勢はスタッフから慕われる一因だったし、穏やかで真面目な接客態度はすごく好感が持てた。
体調が悪いお客様がいれば率先して介抱していたし、小さな子どもには木漏れ日のような笑顔で誰よりも温かく接していた。
そういう素敵な一面を目にする積み重ねが、ひょっとしたら恋に落ちる瞬間に繋がるのかな……。