エリート御曹司は極秘出産した清純ママを一途な愛で逃がさない
「さっき両親の前で、褒めてくれてありがとう。すごくうれしかった」
清都さんの言葉を、私は胸に手をあてて聞いた。
「映美が本気で言ってるんじゃないかって、期待する自分がいたよ」
眉尻を下げて自嘲気味に笑う清都さんに向き合うと、小さく息を吸って呼吸を整える。
「あれは本心です」
仕事の面でも人間としても、心から尊敬している。だからご両親の前で、迷わず言葉が出たんだ。
「長い間色々とお世話になり、ありがとうございました」
心を込めて頭を下げる。
これからは清都さんから直接アドバイスをもらえなくても、早く一人前の店長になれるようにがんばろう。
「アメリカに赴任されても、お体に気をつけて、お仕事がんばってくださいね」
「ああ。映美が俺の恋人でよかった」
ふっと頬をほころばせた清都さんを見て、胸がときめいた。
けれども勘違いしちゃダメだ。私は偽の恋人。
会えなくなる前に清都さんの力になれて、いい思い出ができてよかった、と思った直後。
「今、すごくきみを抱きしめたい」
切実な声が隣から響き、一瞬目の前が真っ白になった。
「嫌なら言って。無理強いはしない」
私はその声の主に、スローモーションで目を向ける。
身動きがとれなくなるほど真剣な瞳に狼狽した。
「触ってもいい?」
ど、どうしよう……。
清都さんのことはもちろん嫌いじゃない。嫌だったら今この状況にいないもの。
「は、い」
顎を引き、もじもじと下を見ると、清都さんがこちらにスッと手を伸ばした。
そして、ドギマギして落ち着きのない私の肩を抱き寄せた。
真横から、体をまるごと包み込まれる。
広い部屋中に響き渡ってるのではと不安になるくらい、心臓がドキドキとうるさい。
清都さんの腕の中にいる……。
ほんの数日前の私には到底信じられない状況に、体が熱くなり頭から湯気が出そうだった。
私の体に回す清都さんの腕に、次第に力が込められる。
身動きができないほどギュッと強く抱きすくめられ、さっきから狂ったように打ちまくる心臓が壊れそうだ。
「自分でも驚いてる。こんなに強欲なんだなって」
耳もとでささやかれ、私はびくりと肩を震わせた。
「今、映美を自分のものにしたいと思ってる」
吐息が首筋を這い、背中がゾクッとする。
清都さんの言葉を、私は胸に手をあてて聞いた。
「映美が本気で言ってるんじゃないかって、期待する自分がいたよ」
眉尻を下げて自嘲気味に笑う清都さんに向き合うと、小さく息を吸って呼吸を整える。
「あれは本心です」
仕事の面でも人間としても、心から尊敬している。だからご両親の前で、迷わず言葉が出たんだ。
「長い間色々とお世話になり、ありがとうございました」
心を込めて頭を下げる。
これからは清都さんから直接アドバイスをもらえなくても、早く一人前の店長になれるようにがんばろう。
「アメリカに赴任されても、お体に気をつけて、お仕事がんばってくださいね」
「ああ。映美が俺の恋人でよかった」
ふっと頬をほころばせた清都さんを見て、胸がときめいた。
けれども勘違いしちゃダメだ。私は偽の恋人。
会えなくなる前に清都さんの力になれて、いい思い出ができてよかった、と思った直後。
「今、すごくきみを抱きしめたい」
切実な声が隣から響き、一瞬目の前が真っ白になった。
「嫌なら言って。無理強いはしない」
私はその声の主に、スローモーションで目を向ける。
身動きがとれなくなるほど真剣な瞳に狼狽した。
「触ってもいい?」
ど、どうしよう……。
清都さんのことはもちろん嫌いじゃない。嫌だったら今この状況にいないもの。
「は、い」
顎を引き、もじもじと下を見ると、清都さんがこちらにスッと手を伸ばした。
そして、ドギマギして落ち着きのない私の肩を抱き寄せた。
真横から、体をまるごと包み込まれる。
広い部屋中に響き渡ってるのではと不安になるくらい、心臓がドキドキとうるさい。
清都さんの腕の中にいる……。
ほんの数日前の私には到底信じられない状況に、体が熱くなり頭から湯気が出そうだった。
私の体に回す清都さんの腕に、次第に力が込められる。
身動きができないほどギュッと強く抱きすくめられ、さっきから狂ったように打ちまくる心臓が壊れそうだ。
「自分でも驚いてる。こんなに強欲なんだなって」
耳もとでささやかれ、私はびくりと肩を震わせた。
「今、映美を自分のものにしたいと思ってる」
吐息が首筋を這い、背中がゾクッとする。