エリート御曹司は極秘出産した清純ママを一途な愛で逃がさない
指と舌との同時の刺激に、背中が仰け反る。執拗に攻められて肌が粟立った。

こんな格好すごく恥ずかしいのに、どうしようもないくらい感じてしまう。

「も、もうダメです、私……」

泣きそうな声で訴えると、清都さんはようやく動きを止めた。

そして、両腕をクロスして顔を覆っていた私の上に跨がる。

「映美。顔を隠さないで」

おそるおそる薄く開けた私の目には、片目を切なげに細めて乞う、ゾッとするほど美しい清都さんが映った。

「よく見せて。ずっときみが恋しかったんだ」

甘い台詞には媚薬のように、私を自在に操る効果があるらしい。

なんとか恥ずかしさを取っ払い、今にも泣きそうな顔を公開すると、清都さんも私と同じような表情をしていることに気づいた。

改めて、気持ちが通じ合えてうれしい……なんて悠長に思ったのも束の間。
窮屈に満たされる刺激に襲われて、反射的に腰を浮かせた。

「んんっ!」

清都さんとひとつになる。
体の深い部分が熱くて苦しい。

お腹を触ると、入っている感覚がわかりそうだった。

私に覆いかぶさる体勢で一向に動かないので、どうしたのかと思っていると。

「なんだかもったいなくて……きみを抱くのが」

繋がったまま、清都さんは両手で私の顔を包み込む。
手のひらで優しく頬を挟まれて、たぶん私は両側から押しつぶされた変な顔になっていると思うけれど、清都さんから目が離せない。

「うれしくて、動けないんだ。こんなに大切すぎて戸惑うのは、初めてだよ」

照れる素振りも見せずに真剣に伝えられ、胸がいっぱいで張ち切れそうだった。

「私もうれしいです……。今、すごく幸せです」

私の言葉に、清都さんが限りなく目を細める。
今まで見てきた中で、一番無邪気な笑顔だった。

「はぁ……、やわらかくて蕩けそうだ。ずっとこうしていたい」

恍惚とした表情は、形容しがたいほど美しい。

私も、ずっとこうしていられたら幸せだと思うけど……。

圧迫される刺激に腰が勝手に疼いてくる。
こそばゆさともどかしさで顔を歪める私を、清都さんはいとおしげな眼差しで見つめた。

「愛してるよ、映美」

耳もとで甘くささやいて、清都さんはゆっくりと腰を動かし始めた。

「あっ、ん! あっ!」

絶頂に向かわせる律動からは、比類のない高揚感が生まれる。

「愛してる」

熱のこもった声は、胸にグッと迫りくるものがあって、私の目から涙が流れた。

清都さんがいとおしくてたまらなくて、もう離さないと心に決め、彼の背中に回した腕にギュッと強く力を込めた。



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