もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
 大和も優史から目を離さないまま、ペットボトルのお茶を一気飲みした。

「前よりわがままになってないか?」

 私の隣に大和が座り、ソファが軋んだ。

「イヤイヤ期だからしょうがないよ。今までいい子だった分の反動かもしれないね」

「また大和くん大和くんってくっついて回ってた頃に戻らないかな」

 大人の思いも知らず、優史は床に並べた積み木を組んでは壊し、はしゃいでいる。

「いつもごめんね。大和だってもう二十七歳なのに」

「一歳しか違わないだろ」

「お姉ちゃんのくせに、迷惑かけてばっかりだね」

「昔は俺の方が迷惑かけたから気にすんな」

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