もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
「うん!」

 大和が忙しくなってからしばらく連絡を取っていなかったけれど、そろそろ近況を聞いてもよさそうだ。

 なにより私も、誰かに話を聞いてほしい。

 蒼史さんとどう向き合えばいいのか、これからどうしたらいいのか、悩みを口に出す時間が欲しかった。



 週末、私は優史を連れて大和のもとへ向かっていた。

 以前と比べればだいぶ仕事が落ち着いていたようで、大和もそろそろ私に連絡を考えていたところだったそうだ。

「やーまとくーん」

 久々に大和に会えると知った優史が調子はずれな歌を歌っている。

 イヤイヤ期を脱したのか、最近は機嫌のいい日が多かった。

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