もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
「おはよう、今日もよろしくね。いつも甘えちゃってごめんなさい」

「いいのいいの。優史くんが来るとほかの子も大喜びしてくれるしね」

 彼女は私が働いていた頃からずっと親しくしてくれている児童館の職員だ。

 笑顔が素敵な恰幅のいい人で、子供たちからは『おばちゃん』と親しまれている。

 優史も彼女にはよく懐いていた。

「知ってた? 優史くん、新しい遊びを生みだす天才なの」

「そうなの? たしかに家で黙々と遊んでるけど……」

 プレイルームの方を見ると、優史を中心に幼児たちが声をあげてはしゃいでいる。

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