もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
「いや、実に効果的でしたよ。興味がないではなく、最初から相手がいると言っておけばよかった。今度からはそうさせてもらいます」

 その言い方だと、今回だけ乗り切ればいいというものでもなさそうだ。

 人目を惹く容姿で職業が医者とくれば、恋人に立候補したい女性は少なくないだろう。

 それも彼の魅力だろうが、そればかりじゃない。真面目で誠実で責任感があって、ふとこぼれた笑みが優しいところも、私の胸を高鳴らせる理由に含まれている。

 と、考えてから一気に顔が熱くなった。

 私はいったい、なにを考えているんだろう!

「よくあることなんですか?」

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