君がたとえあいつの秘書でも離さない
 
 「つまり、テディ君とデートしてドライブ行ってたの?」
 
 「まあね」
 
 「よろしくね、テディ君。私がこの席に今度から一緒に座ることになりました。仲良くしてね」

 テディに頬ずりする。

 「あ、遙、ずるいぞ」
 
 「何?」
 
 「今日は、まだ頬ずりさえ君にしてないのに。一ヶ月ぶりで逢ったんだぞ。それなのに、ぬいぐるみへ先に頬ずりするなんて」

 私は周囲を見回して、膨れながらこちらを見ている可愛い彼の頬に頬をつけた。

 「足りない」
 
 そう言うと、頬にチュッとキスが落ちた。
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