君がたとえあいつの秘書でも離さない
 
 「何、真っ赤になってるんだよ」
 
 「……恥ずかしい。テディ君に見られた」
 
 「そうか?テディ君は俺に彼女がようやく出来て、自分の仕事も終わりそうだと安心してるに違いない」

 ドライブはとても楽しかった。
 
 少し渋滞していたけど、彼と一緒なら何時間でも平気。
 
 ディズニーランドで何時間もカップルなら並べるといっていた友人の気持ちがよくわかる。

 渋滞のせいで着くのが遅くなったが、無事に宿に着いた。

 「匠様。いらっしゃいませ。お久しぶりでございます」
 
 美しい女将が玄関で迎えてくれた。
< 157 / 274 >

この作品をシェア

pagetop