飼い始めたイケメンがずっとくっついて離れてくれない。
 こんなときに、誰だろう?宅配?

 夏宮くんと二人、玄関の方を見てかたまる。


 ピンポーン♪

「凛ちゃーん?なにかあった?大丈夫ー?」

 呼び鈴に続けて聞こえたその声でハッとする。

 ご近所の高木さんだ!

 いつも一人暮らしの私を気にかけてくれる優しいおばちゃん。

 きっと私の悲鳴やドタバタする音を聞いて、心配して来てくれたんだろう。

 もしかしたら高木さんだけでなく、他の部屋の人たちも一緒にきてくれてるかもしれない。

「夏宮くん!ご近所さんが、心配して来てくれたみたい……!」

「あー、凛がうるさくするからじゃーん」

 り、凛⁉ 今ナチュラルに名前呼びした!?

 てかうるさくさせた原因は夏宮くんなのに!

「う、と、とにかく適当に隠れて!」

「へいへい」

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