同期恋愛は山あり谷あり溺愛あり
「そうだな。俺の担当の時はそれでも良かったが、本部長の前で頑張りすぎているお前なんて考えるだけで耐えられん。軸足を俺中心にしろよ。会社はお前なら七割の力で普通の人くらいの出来だ。わかるだろ?」
私は彼をじっと見つめた。私のこと、本当に理解してくれている。そうだね、彼の言うとおりにしようと決心した。
「大好きよ、大和。あなたのため、私自分の身体を大切にしていく。仕事も量を本部長に言って減らしてもらうわ。だって、元気じゃないと赤ちゃんも作れないし……」
大和はびっくりしたようにこちらを見る。
「……紗良。熱があるからお前可愛いな。普段なら言わないようなこと言う。これだから俺はもう本当に、お前から離れらんないんだよ。早く結婚しよう」
そう言って、熱のある私にかまわず深いキスをする。
馬鹿は治っていなかった。
翌週。彼が熱を出して休む羽目になって、会社の笑いものになったのは内緒です。
fin.


