時をこえて、またキミに恋をする。
向こうでは1日ほど過ごしたというのに。


おばあちゃんの話によると、タイムスリップしたとしても、いつの日に飛ぶことができるかはわたしの力では操作することはできない。

さらに、時空の歪みのせいで、必ずしもこっちとあっちの時間の流れは同じとは言えないらしい。


わたしがあっちの世界で、都子姫や壱さんに会い、人攫いに襲われそうになって濃い1日を過ごしたけれど、こっちの世界では…それがたったの1時間。


でも、わたしには貴重な体験だった。

ご先祖様にも会うことができたし。


そんなわたしと違って、とてつもなく落ち込んでいるのは宗治だ。


「…なぜだ。なぜ俺はまた…こっちにきちまったんだ…」


せっかく元の時代へ帰れて喜んでいたのに、すぐにまた連れ戻されてしまったから。


「タイムスリップって、そう何度もあるようなものなの?」
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