時をこえて、またキミに恋をする。
わたしの苦し紛れの言い訳を怪しむことなく納得してくれた七海。


もう…。

バレたら大変なのに、宗治ってば。


そうして、修学旅行2日目の自由行動はあっという間に終わった。


指定された時間までに、今日宿泊する宿へと戻る。


昨日はホテルだったけど、今日は平屋の旅館だ。

ロビーを挟んで、男子部屋と女子部屋が左右に分かれる造りになっている。


宗治とはロビーで別れ、七海と女子部屋へ向かう。


部屋は6人部屋で、他に同じクラスの女の子4人といっしょだった。

荷物を置き、夜ごはんまでの時間で今日のそれぞれの自由行動の話をしていると――。


…コンコン!


部屋のドアがノックされる音がした。


「は〜い!」


七海はそう返事をすると、ドアを開けに向かってくれた。

しかしすぐに戻ってきて、ひょこっと顔を覗かせる。
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