時をこえて、またキミに恋をする。
手合わせと言っても2人の目は真剣そのもので、木刀が折れてしまうんじゃないかと思うくらい、力強くぶつかり合う。


「…なんだか、すごいですね」


お茶をすすりながら、感嘆の声がもれた。


「そうでしょう?2人とも剣術に優れていて、お屋敷にいる大人では相手にならないの」


そんなに強いの…!?

そりゃ、現代の同年代が敵うはずがない。


「…ほんと。私にはもったいないくらい、2人とも立派な剣士だわ」


都子姫は、2人の様子を優しいまなざしで見つめる。


「びぃ様はご存知かしら?宗治も壱も、私の将来の旦那さま候補なの」

「…あ、はい。宗治から前に…」

「そう。最終的には家が決めるのだけれど、私は…宗治と約束しているの」


顔を赤らめながら話す都子姫を見て、わたしの胸がぎゅうっと締めつけられる。
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