時をこえて、またキミに恋をする。
「2人とも大事な私の幼なじみで、壱のことももちろん好きよ。でも、壱はどちらかというと兄のような存在で、それと比べて宗治は、目が離せない弟みたいなの」


…『目が離せない弟みたい』。

なんとなくだけど、わかる。


まっすぐで、たまに子どもっぽくて、見ていてどこか危なっかしいところがある。


「そんな宗治がかわいくて。でも、ふとしたときに見せる男らしいところに私は惹かれているの」


わたしも、そんな宗治に惹かれた。


わたしは都子姫の生まれ変わり。

だから、同じ人に惹かれるのは必然なのだろうか。


「16歳になったら結婚しようというのもただの口約束で、宗治は覚えていないかもしれないけど…。でも、私はそうなったらいいなとずっと思ってる」


都子姫はこう言うけど、宗治も都子姫と結婚しようと約束したことをずっと覚えている。
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