悪役令嬢リセルの恋
そういってクロードは胸元のポケットから出したものを、リセルの髪にそっと着ける。リセルが触れてみると、宝石らしきものがいくつもついていた。
「これは……アクセサリー? どうして」
「これを舞踏会に着けてきてほしいんだ。広い会場内でも、俺が、リセルを見つけやすいように」
クロードのやさしい笑みには、リセルへの愛情がみえる。
「ほんとうに?」
「ああ、必ずだよ。わかった?」
「……ええ、必ずつけるわ」
「じゃあ、今夜はこれで失礼するよ。きみを送っていきたいけど、まだ秘密なんだろう?」
「……そうね、知ったらきっと驚くと思う……」
「そうかな。そう感じるのは、リセルだけかもしれないよ」
「え?」と声を上げる間もなく、するっと抱き寄せられると、指先で前髪をさらりとよけられた。青い瞳がだんだんに近づいてきて額にそっとくちづけを受ける。
「今夜はこれで我慢しておくよ。おやすみ、リセル」
ローブを翻し、クロードはあっという間に暗闇の中に消えていった。リセルは彼の唇が触れた額にそっと触れていた。
「これは……アクセサリー? どうして」
「これを舞踏会に着けてきてほしいんだ。広い会場内でも、俺が、リセルを見つけやすいように」
クロードのやさしい笑みには、リセルへの愛情がみえる。
「ほんとうに?」
「ああ、必ずだよ。わかった?」
「……ええ、必ずつけるわ」
「じゃあ、今夜はこれで失礼するよ。きみを送っていきたいけど、まだ秘密なんだろう?」
「……そうね、知ったらきっと驚くと思う……」
「そうかな。そう感じるのは、リセルだけかもしれないよ」
「え?」と声を上げる間もなく、するっと抱き寄せられると、指先で前髪をさらりとよけられた。青い瞳がだんだんに近づいてきて額にそっとくちづけを受ける。
「今夜はこれで我慢しておくよ。おやすみ、リセル」
ローブを翻し、クロードはあっという間に暗闇の中に消えていった。リセルは彼の唇が触れた額にそっと触れていた。