わけあり男装近衛騎士ですが、どうやら腹黒王太子の初恋を奪ってしまったようです~悪役令嬢回避のつもりが、いつの間にか外堀を埋められていた件について~
そう、シュテファンは第二王子。彼の兄である第一王子が存在する。どちらが次期国王に相応しいかというのは、ここ数年話題にあがっているが、第二王子であるシュテファンはそれに全く興味がない様子。むしろ、兄のほうが相応しいと、口外しているほどだ。
「ケイト。いやケビンであるケイト。今すぐ、近衛騎士を辞しろ。そして、シュテファン殿下の話を受け入れろ」
「無理ですよ。むしろ、そちらの方が不敬になりませんか?」
「いや、辞さなくていい。一か月程度でいいから、休暇を要請しろ。一か月後、ケビンをケビンとして近衛騎士に戻す」
「えぇえええええ!」
ケイトは父親とケイトを交互に見回した。そして、最後に自分を見る。
「一か月で、これからこれに?」
指を差して、再確認をする。
「では、三か月にしろ。理由は……、そうだな。ケイトが婚約者候補にあげられたからでいいだろう。ケビンがケビンに戻ったら、ケビンには近衛騎士を辞めてもらう。ケビンは文官として、私の後を継いでもらいたいからな」
ケイトはもう一度ケビンを見上げた。父親もそうだが、この身体で文官。似合わなすぎる。
「わかりました。近衛騎士を辞めると、殿下にはお伝えします」
とにかくケイトは気が重かった。
「ケイト。いやケビンであるケイト。今すぐ、近衛騎士を辞しろ。そして、シュテファン殿下の話を受け入れろ」
「無理ですよ。むしろ、そちらの方が不敬になりませんか?」
「いや、辞さなくていい。一か月程度でいいから、休暇を要請しろ。一か月後、ケビンをケビンとして近衛騎士に戻す」
「えぇえええええ!」
ケイトは父親とケイトを交互に見回した。そして、最後に自分を見る。
「一か月で、これからこれに?」
指を差して、再確認をする。
「では、三か月にしろ。理由は……、そうだな。ケイトが婚約者候補にあげられたからでいいだろう。ケビンがケビンに戻ったら、ケビンには近衛騎士を辞めてもらう。ケビンは文官として、私の後を継いでもらいたいからな」
ケイトはもう一度ケビンを見上げた。父親もそうだが、この身体で文官。似合わなすぎる。
「わかりました。近衛騎士を辞めると、殿下にはお伝えします」
とにかくケイトは気が重かった。