悪役令嬢の初恋
 その後、エイブリング侯爵家息女クロエは王太子妃ソレンヌの側付きや王宮の教育係としての執拗な勧誘をすべて断り、ラングフォード公爵ルイスの元へ嫁ぎ、彼の領地で生涯を過ごした。

 たまに夫婦そろっての王宮へ出向いたときには皆、彼女の完璧な礼儀作法と、立ち振る舞いに感嘆の息を漏らした。
 
 特に時々見せる幸せそうな笑顔は夫への愛が感じられて、皆が皆自分たちの夫婦関係を見つめ直すきっかけとなり、貴族間で「おしどり夫婦」という言葉が流行った。






 なお王太子夫妻結婚後、王太子妃の細かな悪事が露見し一時期険悪だったが、今はラングフォード公爵夫妻に負けまいと――いや、触発されてたいそう仲睦まじくなっているそうだ。







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