【書籍化】バッドエンド目前の悪役令嬢でしたが、気づけば冷徹騎士のお気に入りになっていました
『この子って、外見的に清純派より【悪女】って感じだよね。美人だけど印象キツいし、可愛らしい雰囲気ないしさぁ』
 
 ハラスメント一歩手前の何気ない言葉に、私の担当マネージャーが「それだ!」とひらめく。

 
 程なくして、私の元には主人公の成功を邪魔する、いわゆる『悪役』のオファーが大量に舞い込むようになった。
 
 この路線変更がまさに大当たり。

 主人公をいじめ抜く、嫌われ悪女を演じたドラマが大ヒット。
 
 私は一躍『悪役女優』として有名になった。
 
< 9 / 277 >

この作品をシェア

pagetop