私、修道女になりたいのですが。。。 ー 悪役令嬢のささやかな野望?
みんな楽しそうに折り紙をする。
楽しそうな子供たちの顔を見ていたら、ここに来た目的を忘れた。
他にも手裏剣や蛙を作って遊んでいると、思わぬ訪問者が現れて……。
「今日はやけに賑やかだな」
聞き覚えのあるその声を聞いて、カチーンと固まる。
どうしてアレックス様がここにいるの?
ど、どうしよう〜!
浪費家で毎日ティータイムを楽しんでいそうな私がここにいては、絶対に不審に思われる。
子供たちは「王子さまが来た〜!」と大喜び。
どこにも逃げられずあたふたしていると、アレックス様に見つかってしまった。
「どうしてお前がここにいる?」
腕を組んで彼は私をジーッと見据えている。
「こ、子供たちと戯れに……?」
家出計画のためにここに来たとは言えない。
「なぜ疑問形なんだ?」
「アレックス様の前だと緊張してしまって……」
本人目の前にしてなにを言ってるの……とすぐに後悔したが、もう遅い。
しばし沈黙され、なんとも気まずい空気が流れる。
あ~、今すぐ消えてしまいたい。
アレックス様から少しずつ視線を逸らし、なにか他の話題がないか必死に考えていたら、男の子に「おねえちゃん、手裏剣作って」と声をかけられた。
「は~い」
ナイスタイミングだよ、君。
男の子に明るく返事をして、手裏剣の折り方を教えていると、アレックス様も横でそれを見ていて手が震えそうだった。
ひょっとして折ってみたいのかな?
「あの……アレックス様もよろしければいかがですか?」
遠慮がちに紙を差し出したら、彼はそれを受け取って折り始めた。
一度見ただけで覚えたのか、彼は難なく手裏剣を折る。
「アレックス様、すごいですね」
「これをどこで習った?」
楽しそうな子供たちの顔を見ていたら、ここに来た目的を忘れた。
他にも手裏剣や蛙を作って遊んでいると、思わぬ訪問者が現れて……。
「今日はやけに賑やかだな」
聞き覚えのあるその声を聞いて、カチーンと固まる。
どうしてアレックス様がここにいるの?
ど、どうしよう〜!
浪費家で毎日ティータイムを楽しんでいそうな私がここにいては、絶対に不審に思われる。
子供たちは「王子さまが来た〜!」と大喜び。
どこにも逃げられずあたふたしていると、アレックス様に見つかってしまった。
「どうしてお前がここにいる?」
腕を組んで彼は私をジーッと見据えている。
「こ、子供たちと戯れに……?」
家出計画のためにここに来たとは言えない。
「なぜ疑問形なんだ?」
「アレックス様の前だと緊張してしまって……」
本人目の前にしてなにを言ってるの……とすぐに後悔したが、もう遅い。
しばし沈黙され、なんとも気まずい空気が流れる。
あ~、今すぐ消えてしまいたい。
アレックス様から少しずつ視線を逸らし、なにか他の話題がないか必死に考えていたら、男の子に「おねえちゃん、手裏剣作って」と声をかけられた。
「は~い」
ナイスタイミングだよ、君。
男の子に明るく返事をして、手裏剣の折り方を教えていると、アレックス様も横でそれを見ていて手が震えそうだった。
ひょっとして折ってみたいのかな?
「あの……アレックス様もよろしければいかがですか?」
遠慮がちに紙を差し出したら、彼はそれを受け取って折り始めた。
一度見ただけで覚えたのか、彼は難なく手裏剣を折る。
「アレックス様、すごいですね」
「これをどこで習った?」