今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
(ほかの幼馴染も巻き込むことになったら、あとはプロローグ通りの展開になる)

 エステルの背筋に冷たい汗が流れているとも知らず、レスターは妹の手をぎゅっと握ってにこやかに話しかける。

「今日は卵をもらえる日だよ。どうやって食べたい?」

 メイナ村の人口はおよそ三十。

春に商人がやってくるときに金銭のやり取りが発生する以外は、基本的に物々交換が行われている。

エステルとレスターは保護者のいない家でふたり仲良く暮らしており、村人たちからよくものを分け与えられていた。

「この間はお兄ちゃんが焦がしちゃったんだよね」

「その話はもうしないって約束したのに……」

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