□TRIFLE□編集者は恋をする□
「そういえば、ウエディング本の表紙の平井さん、本当にかわいかったですね!」
「ありがとうございます。メイクさんやカメラマンがすごく素敵に撮ってくれたんですけど、自分の写真が表紙になるのはやっぱり恥ずかしいですね」
ウエディング本が出版されてから、数えきれないほど言われているだろうセリフに、平井は苦笑いしながら頭を下げる。
「平井さん、顔もかわいいけどスタイルもよくてびっくりしました」
「そんなことないですよ」
「ありますよ!俺平井さんの表紙目当てで本買っちゃいましたもん。毎晩眺めてますよ」
「そんな冗談、恥ずかしいからやめてください」
「冗談じゃないです。俺に見られてると思ったら恥ずかしいですか?」
大下もかなり酔ってるんだろう。
へらへらと口元を緩めながら、隣を歩く平井を見下ろす。
その視線は明らかに平井の胸元に向かっていた。