□TRIFLE□編集者は恋をする□
アルコールのせいで頭がうまく働かないのに、こんな風に口説かれたら、どうしていいのかわからなくなる。
人をからかうなら、もっと理性のある時にしてほしい。
「冗談じゃないってわかってるのに、そうやって誤魔化さないでください。それともはぐらかせないくらい、強引に口説いた方がいいですか?」
三浦くんはそう言いながら、私の腰に腕を回した。
ぐいっと引き寄せられ一気に近づく二人の体。
「三浦くん、こうやって女の子口説くの、慣れてるでしょ」
私がそう言いながら距離をとろうとすると、腰を抱く腕に力が込められた。
「またそうやってはぐらかそうとする」
三浦くんの両腕が、私のことを抱きしめた。
アルコールでおぼつかない私の体は、抵抗することもできずに三浦くんの腕の中に納まってしまった。