□TRIFLE□編集者は恋をする□

あれ……。
私、三浦くんとデガワと居酒屋にいたはずなのに、飲みすぎちゃったんだっけ?
まだ寝ぼけた頭で首を傾げながらベッドの中で考える。

「この部屋禁煙?」と、ヘビースモーカーの片桐が聞いてきた。

「ううん。吸ってもいいよ。灰皿がないからなんかテキトーに……」

そう言いながらベッドから起き上がると、それまで体にかけていた毛布がするりと滑り落ちた。

毛布が肌の上を直接滑り落ちる感触。
露わになった体に触れるひんやりとした空気。

その感覚に不思議に思いながら自分の体を見下ろすと、私は下着ひとつ身に着けない真っ裸の状態で、ベッドの上に座っていた。

「なっ、なんで……っ!?」

慌てて毛布をかき集め、自分の体を隠すように潜り込む。

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