極甘悪魔な御曹司の溺愛は揺るがない【財閥御曹司シリーズ伊達家編】
もともと私は福井に住んでいた。家族と車で旅行中に土砂崩れに巻き込まれて両親は他界。それで母の兄で、東京で税理士をしている伯父の家に引き取られた。
今は伯父と伯母が私の養父母で、二歳上の従姉が私の姉だ。
姉のことは〝お姉ちゃん〟と呼んでいるけれど、伯父と伯母のことは養女になって十年以上経っても変わらず〝伯父さん、伯母さん〟。やはり〝お父さん、お母さん〟と呼ぶには抵抗があるのだ。
バッグから鍵を出して玄関のドアを開けると、男物の黒い革靴があって首を捻った。
朝からお客さんが来ているのだろうか。
小声で「ただいま」と言って玄関を上がったら、リビングのドアが開いて姉の琴葉がやってきた。
ストレートの長い黒髪に面長美人の姉はモデルのように背が高く、財務省に勤務しているエリート。
「愛音、大変なの!」
「あっ、お姉ちゃん、あの……いろいろありがとう」
外泊の件をごまかしてくれた姉に礼を言うが、彼女はそれをスルーして私の両肩を強く掴んだ。
今は伯父と伯母が私の養父母で、二歳上の従姉が私の姉だ。
姉のことは〝お姉ちゃん〟と呼んでいるけれど、伯父と伯母のことは養女になって十年以上経っても変わらず〝伯父さん、伯母さん〟。やはり〝お父さん、お母さん〟と呼ぶには抵抗があるのだ。
バッグから鍵を出して玄関のドアを開けると、男物の黒い革靴があって首を捻った。
朝からお客さんが来ているのだろうか。
小声で「ただいま」と言って玄関を上がったら、リビングのドアが開いて姉の琴葉がやってきた。
ストレートの長い黒髪に面長美人の姉はモデルのように背が高く、財務省に勤務しているエリート。
「愛音、大変なの!」
「あっ、お姉ちゃん、あの……いろいろありがとう」
外泊の件をごまかしてくれた姉に礼を言うが、彼女はそれをスルーして私の両肩を強く掴んだ。