初めての恋はあなたとしたい
「ごめん、夕飯を食べそびれたな」
翌朝起きると彼は頭をかきながら謝ってきた。初めての私は恥ずかしくも足がまだ立たない。
「バカ……」
私は彼にルームウェアを着せてもらうとリビングに抱き上げられ運ばれた。
ダイニングテーブルには果物や焼きたてのパンに温かいスープ、ローストビーフののったボリュームのあるサラダが置かれていた。
いい匂いに思わずお腹が鳴った。
「可愛い音が聞こえたな」
「もーっ! 本当に拓巳くんはイジワル」
「俺も昨日は運動しすぎて腹が減ったよ」
運動って……。私は顔が火照ってしまうが彼は何でもないように言う。これが経験の差なのか。私ばかりが恥ずかしいようで何だか悔しい。
「拓巳くんはいつもここでこう言うことしてるの? 慣れてるんだね」
少しの意地悪と悔しさにそう言うと食べていたパンをむせこんでいた。
「な、何言ってるんだよ」
「だって……迷うことなくこの部屋に来て、それに……なんていうかこういう関係に慣れてるっていうか」
慌てふためく拓巳くんは珍しい。
「ここは年間契約をしてる部屋だ。別荘だと管理が大変だが、ホテルなら気楽だし食事とかも困らないから別荘代わりにしてるんだ。時々時間がある時に頭を休めに来たりしてる」
「ふぅーん」
「それにここには誰も連れ込んでない」
「へぇー」
「正直、確かに前に付き合ってた人はいる。それはごめん。でもこれからは美花だけだから」
普段の落ち着いた拓巳くんらしくない慌てっぷりに思わずクスリと笑ってしまう。
それを見て彼もホッとしたのか私を窺うような表情を浮かべていたが私の方へ立ち上がると回り込んできた。
「拓巳くん、もう誰のものにもならないで」
私が彼の服を握りしめると、包み込まれるように抱きしめられた。
「当たり前だろ。やっと手にしたんだから離すわけない」
こうして彼との初めての甘いブランチを過ごした。
翌朝起きると彼は頭をかきながら謝ってきた。初めての私は恥ずかしくも足がまだ立たない。
「バカ……」
私は彼にルームウェアを着せてもらうとリビングに抱き上げられ運ばれた。
ダイニングテーブルには果物や焼きたてのパンに温かいスープ、ローストビーフののったボリュームのあるサラダが置かれていた。
いい匂いに思わずお腹が鳴った。
「可愛い音が聞こえたな」
「もーっ! 本当に拓巳くんはイジワル」
「俺も昨日は運動しすぎて腹が減ったよ」
運動って……。私は顔が火照ってしまうが彼は何でもないように言う。これが経験の差なのか。私ばかりが恥ずかしいようで何だか悔しい。
「拓巳くんはいつもここでこう言うことしてるの? 慣れてるんだね」
少しの意地悪と悔しさにそう言うと食べていたパンをむせこんでいた。
「な、何言ってるんだよ」
「だって……迷うことなくこの部屋に来て、それに……なんていうかこういう関係に慣れてるっていうか」
慌てふためく拓巳くんは珍しい。
「ここは年間契約をしてる部屋だ。別荘だと管理が大変だが、ホテルなら気楽だし食事とかも困らないから別荘代わりにしてるんだ。時々時間がある時に頭を休めに来たりしてる」
「ふぅーん」
「それにここには誰も連れ込んでない」
「へぇー」
「正直、確かに前に付き合ってた人はいる。それはごめん。でもこれからは美花だけだから」
普段の落ち着いた拓巳くんらしくない慌てっぷりに思わずクスリと笑ってしまう。
それを見て彼もホッとしたのか私を窺うような表情を浮かべていたが私の方へ立ち上がると回り込んできた。
「拓巳くん、もう誰のものにもならないで」
私が彼の服を握りしめると、包み込まれるように抱きしめられた。
「当たり前だろ。やっと手にしたんだから離すわけない」
こうして彼との初めての甘いブランチを過ごした。