やる気ゼロ令嬢と時戻しの魔法士*努力しても選ばれなかった私は今度こそ間違えない

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「着替えと言ったのに、バスローブですか……
 クレイトンの話をしたいので、その間は外に出ていて貰いたかったんですが、その姿じゃ無理ですね」

「ディナの手持ちじゃ、サイズが合わないので、このままで失礼します。
 ここで聞いた話はどこにも漏らしません。
 魔法士の誓いを立てます」

「……確か、魔法士の誓いは破れば命がなくなる、と聞きます。
 本当に、君があの子供なんですね。
 せめて、別の部屋に移動してと言っても、リビング以外はジェラルディン嬢の寝室に、モニカ嬢が使用していた客室ですね。
 女性の部屋に入らせるのも……
 どうしたら……」

「キッチンの片隅で、おとなしくしていますよ」


 リビングから、オルとフィリップスさんの会話が聞こえてきた。
 祖父から聞いていたのだろう、フィリップスさんがこの部屋の間取りをスラスラと話しているのを聞くと、祖父の事を少し恨みたくなる。

 だから祖父が家賃負担を申し出てくれた、分不相応に広いこの部屋を借りるのは、如何なものかと母に言ったのだ。
 高等学院では寮生活で問題なかったから、大学でもそうしようと思っていたのに。
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