【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
クラレンスはそう言ってナルティスナ邸の住所を書いて店主に渡す。
クラレンスに頭を下げている店員に声を掛けながらカトリーナを抱えあげる。
「カトリーナ、怪我はないか!?すぐに手当てしなければ……!」
「あっ……クラレンス殿下、待ってください」
「どうした?どこか痛むのか?」
カトリーナの視線の先には、皆に買ったプレゼントの残骸があった。
プレゼントを包んでもらった箱はサシャバル伯爵夫人によって潰されてしまい、散らばってひどい有様だった。
カトリーナはクラレンスにその場に下ろしてもらうと、潰れた箱を集めていく。
すぐに店員がカトリーナのもとにやってきて「代わりのものをすぐに用意いたします…!」と言って袋を持ってきたが、カトリーナは小さく首を横に振った。
今はここに留まり、プレゼントを包み直すのを待つ気分にはなれない。
(……今すぐ、ここから離れたい)
カトリーナが袋を持っている手をクラレンスが掴む。
「トーマスとニナを向かわす。今は馬車に戻ろう」という声にカトリーナは頷いた。
そして心配そうに眉を顰めるクラレンスと共に店を去ろうとした時だった。
クラレンスに頭を下げている店員に声を掛けながらカトリーナを抱えあげる。
「カトリーナ、怪我はないか!?すぐに手当てしなければ……!」
「あっ……クラレンス殿下、待ってください」
「どうした?どこか痛むのか?」
カトリーナの視線の先には、皆に買ったプレゼントの残骸があった。
プレゼントを包んでもらった箱はサシャバル伯爵夫人によって潰されてしまい、散らばってひどい有様だった。
カトリーナはクラレンスにその場に下ろしてもらうと、潰れた箱を集めていく。
すぐに店員がカトリーナのもとにやってきて「代わりのものをすぐに用意いたします…!」と言って袋を持ってきたが、カトリーナは小さく首を横に振った。
今はここに留まり、プレゼントを包み直すのを待つ気分にはなれない。
(……今すぐ、ここから離れたい)
カトリーナが袋を持っている手をクラレンスが掴む。
「トーマスとニナを向かわす。今は馬車に戻ろう」という声にカトリーナは頷いた。
そして心配そうに眉を顰めるクラレンスと共に店を去ろうとした時だった。