【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
その後、顔を真っ赤にしたニナと無表情のトーマスが馬車の窓から顔を出す。
「絶対に絶対に許しませんから……!」
「ナルティスナ領の山奥に捨て置きましょう」
シャルルとサシャバル伯爵夫人はクラレンスがいなくなってから、ニナやトーマスにひどい態度をとったようだ。
クラレンスに怒りを露わにしながら訴えかけている。
ニナとトーマスに申し訳なく思いながら、カトリーナは裾を握りしめた。
俯いて落ち込むカトリーナをニナは優しく抱きしめてくれた。
はじめての買い物は苦い思い出になってしまった。
皆の温かさに触れてカトリーナはなんとか平静を装っているものの、うまく表情を作ることができない。
買い物を切り上げて、馬車は城へと向かった。
カトリーナは気分が悪くなり、ぐったりとしていた。
顔色はどんどんと悪くなり、震えが止まらなくなってしまう。
挨拶もままならぬままカトリーナはベッドで休んでいた。
この程度のことで大きく気持ちが揺らいでしまい、予定を変えさせてしまったことに焦りを感じていた。
二人を前にして何も言い返すことのできない自分にもがっかりしている。
悔しさや絶望、悲しみが織り混ざって気持ちに整理がつかない。
「絶対に絶対に許しませんから……!」
「ナルティスナ領の山奥に捨て置きましょう」
シャルルとサシャバル伯爵夫人はクラレンスがいなくなってから、ニナやトーマスにひどい態度をとったようだ。
クラレンスに怒りを露わにしながら訴えかけている。
ニナとトーマスに申し訳なく思いながら、カトリーナは裾を握りしめた。
俯いて落ち込むカトリーナをニナは優しく抱きしめてくれた。
はじめての買い物は苦い思い出になってしまった。
皆の温かさに触れてカトリーナはなんとか平静を装っているものの、うまく表情を作ることができない。
買い物を切り上げて、馬車は城へと向かった。
カトリーナは気分が悪くなり、ぐったりとしていた。
顔色はどんどんと悪くなり、震えが止まらなくなってしまう。
挨拶もままならぬままカトリーナはベッドで休んでいた。
この程度のことで大きく気持ちが揺らいでしまい、予定を変えさせてしまったことに焦りを感じていた。
二人を前にして何も言い返すことのできない自分にもがっかりしている。
悔しさや絶望、悲しみが織り混ざって気持ちに整理がつかない。