【書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
「二人が逃げるように去ったあとに、店員に話を聞いたところカトリーナ様の買ったものをわざと壊した後に〝捨てられた伯爵邸に働けばいい〟〝役立たず、また使ってあげるから〟と、かなりひどい暴言を吐かれたそうで……」
クラレンスは怒りを懸命に押さえていた。
漏れ出す冷気を察知してか、ニナとトーマスは慣れた様子で上着を取り出す。
ぐしゃぐしゃになったメッセージカードには待っている間に書いたのか、一人一人の名前と感謝が書き綴られていた。
カトリーナの気持ちを考えると胸が痛い。
「まさか、あそこでサシャバル伯爵夫人達に鉢合わせてしまうなんて。一人にしなければこんなことには……」
「それと店員達がカトリーナ様に庇ってもらったのだと、泣きながら話してくれました。皆、カトリーナ様に感謝しているそうです」
「……そうか」
クラレンスは『クラレンス殿下へ』と書かれたメッセージカードが添えられた箱を手に取った。
箱はひしゃげていたが、中身は無事のようだ。
中に入っていた袋を取り出すとそこには手袋が入っていた。
クラレンスは怒りを懸命に押さえていた。
漏れ出す冷気を察知してか、ニナとトーマスは慣れた様子で上着を取り出す。
ぐしゃぐしゃになったメッセージカードには待っている間に書いたのか、一人一人の名前と感謝が書き綴られていた。
カトリーナの気持ちを考えると胸が痛い。
「まさか、あそこでサシャバル伯爵夫人達に鉢合わせてしまうなんて。一人にしなければこんなことには……」
「それと店員達がカトリーナ様に庇ってもらったのだと、泣きながら話してくれました。皆、カトリーナ様に感謝しているそうです」
「……そうか」
クラレンスは『クラレンス殿下へ』と書かれたメッセージカードが添えられた箱を手に取った。
箱はひしゃげていたが、中身は無事のようだ。
中に入っていた袋を取り出すとそこには手袋が入っていた。