【アニメ化&書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
カトリーナに静かにするように指示を出していたのは、夫人達から守るため。
ずっと冷たい態度をとっていたのはサシャバル伯爵夫人に聞かれていたから。
カトリーナが母を助けようとしてたくさん働いた時に「余計なことをしないで」と怒られたけれど、母はカトリーナを必死に守ろうとしてくれていた。
『幸せになって……カトリーナ』
母の本当の気持ちを知ったカトリーナはその場に崩れ落ちるようにして本を抱きしめる。
確かにカトリーナは愛されていた。
(お母様……ありがとう)
カトリーナは唇を噛んで涙を堪えながら母の着ていた服と小さな自分の服や布、シーツを繋いでいく。
その一つ一つに母との思い出が詰め込まれていている。
カトリーナは肩を揺らして涙を流しながら声を押し殺していた。
服や布が解けないか確かめながらカトリーナは窓から身を乗り出して誰もいないか確認する。
端の方を柱に繋いで、もう片方を窓に垂らした。
もう少し足したら屋根裏部屋を抜け出せる……そんな時だった。
屋根裏部屋に向かって乱暴に階段を上がっくる複数の足音が聞こえた。
カトリーナは結んでいる時間はないと、母の日記を持ちながら窓から体を乗り出した。
そこではじめて邸が騒がしいことに気づく。
(急いで逃げないと……!)
ずっと冷たい態度をとっていたのはサシャバル伯爵夫人に聞かれていたから。
カトリーナが母を助けようとしてたくさん働いた時に「余計なことをしないで」と怒られたけれど、母はカトリーナを必死に守ろうとしてくれていた。
『幸せになって……カトリーナ』
母の本当の気持ちを知ったカトリーナはその場に崩れ落ちるようにして本を抱きしめる。
確かにカトリーナは愛されていた。
(お母様……ありがとう)
カトリーナは唇を噛んで涙を堪えながら母の着ていた服と小さな自分の服や布、シーツを繋いでいく。
その一つ一つに母との思い出が詰め込まれていている。
カトリーナは肩を揺らして涙を流しながら声を押し殺していた。
服や布が解けないか確かめながらカトリーナは窓から身を乗り出して誰もいないか確認する。
端の方を柱に繋いで、もう片方を窓に垂らした。
もう少し足したら屋根裏部屋を抜け出せる……そんな時だった。
屋根裏部屋に向かって乱暴に階段を上がっくる複数の足音が聞こえた。
カトリーナは結んでいる時間はないと、母の日記を持ちながら窓から体を乗り出した。
そこではじめて邸が騒がしいことに気づく。
(急いで逃げないと……!)