【アニメ化&書籍化&コミカライズ】虐げられていた身代わり令嬢が呪われ王子に溶けるほどに愛されるまで
クラレンスはカトリーナを愛するようになってから、感情コントロールが上手くできるようになったらしく、カトリーナと共に進んで社交の場に出るようになった。
ただカトリーナの悪口やカトリーナに手を出そうとすると凄まじい氷魔法の力で叩き潰されてしまうため、カトリーナは社交界からある意味、要注意人物として警戒されている。
彼の溺愛は日に日に増していき、氷が溶けてしまうくらいに熱烈でカトリーナの心はいつも満たされている。
昔からクラレンスを知るニナやトーマス、アリーリエやオリバーもその変貌ぶりに毎回、驚いていた。
「わたくしとても心配していたのに、今は別人みたいね」と言って、ナルティスナ邸に遊びにきた王妃が何度も言っていた。
その度にクラレンスは苦い顔をする。
今日もナルティスナ領には白くて綺麗な雪が降っている。
カトリーナはクラレンスと共に外に出て、その景色を眺めていた。
クラレンスの手にはカトリーナがプレゼントした手袋がある。
「カトリーナとはじめて出会った頃を思い出すな」
「クラレンス様は最初は冷たかったけど、今はとても温かいです」
「……あの時はすまない。だが、もうカトリーナがいない世界など考えられない」
「ふふっ、私もです」
笑うと白い息が空気に溶けていった。
クラレンスの真っ赤になった頬を撫でていると、静かに唇が重なった。
end
完結となります!
ここまでお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございました(*´ω`*)


