若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
自分の幼少期の姿なんて、絵として残っているものぐらいしか知らないが。
この幼子は、その絵に瓜二つ。同一人物だと言われても納得してしまうほどだ。
髪の色だって金髪ではあるが、チェストリーとは少し違う。
チェストリーの髪は暗めの金であるが、この子は自分と同じクリーミ―ブロンド。
瞳の色も、ジョンズワートと同じ深い青だ。
この子は、もしかしたら……。自分の子、なのではないか。
あまりの衝撃に、ジョンズワートは顏を上げてしまった。
この幼子のことを、もっとよく見たくて。
「きみ、は……」
ジョンズワートが、自分によく似た男の子に手を伸ばしかけたとき。
カレンが息子のあとを追い、勝手に離れちゃダメでしょう、おじさんじゃなくてお兄さんよ、なんて言いながら、ジョンズワートのそばまで来てしまった。
「旅の方ですか? 急に申し訳ありません。この店にはよく来るものですから、この子ったら、慣れすぎちゃっ……て……」
ジョンズワートは、もう顔を上げてしまっていたから。
息子を追ってテーブルの横まで来た彼女と、目が合ってしまった。
「ワート、さま……?」
「カレン……」
こうして、ジョンズワート・デュライトと、その妻だった女性・カレンは再会した。
再会、してしまった。
この幼子は、その絵に瓜二つ。同一人物だと言われても納得してしまうほどだ。
髪の色だって金髪ではあるが、チェストリーとは少し違う。
チェストリーの髪は暗めの金であるが、この子は自分と同じクリーミ―ブロンド。
瞳の色も、ジョンズワートと同じ深い青だ。
この子は、もしかしたら……。自分の子、なのではないか。
あまりの衝撃に、ジョンズワートは顏を上げてしまった。
この幼子のことを、もっとよく見たくて。
「きみ、は……」
ジョンズワートが、自分によく似た男の子に手を伸ばしかけたとき。
カレンが息子のあとを追い、勝手に離れちゃダメでしょう、おじさんじゃなくてお兄さんよ、なんて言いながら、ジョンズワートのそばまで来てしまった。
「旅の方ですか? 急に申し訳ありません。この店にはよく来るものですから、この子ったら、慣れすぎちゃっ……て……」
ジョンズワートは、もう顔を上げてしまっていたから。
息子を追ってテーブルの横まで来た彼女と、目が合ってしまった。
「ワート、さま……?」
「カレン……」
こうして、ジョンズワート・デュライトと、その妻だった女性・カレンは再会した。
再会、してしまった。