聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
「アルウィード様はそういうお方ではありません」
リグロットが口を挟む。
「飽きたから来ないんじゃん」
「信頼があれば会う回数など関係ありません。ですからもう聖母様方には関わらないでいただきたく思います」
「ふうん、そうなんだ。それを決めるのは君じゃないけどね」
和やかな笑顔から一転、レオルークはリグロットを鋭く睨む。
「ではせめて、会議にお出になってください」
「はいはい」
レオルークはつまらなさそうに表情を緩めて気のない返事をした。
「ところでさあ、晴湖」
レオルークは笑顔に戻って晴湖に向き直る。その目は笑っていない。
「普通は王族にはそんな口の聞き方しないんだけどなあ」
「あらそれは失礼いたしました。王子殿下にお会いできて興奮してしまいました。以後気をつけます」
晴湖はすぐに謝罪し、お辞儀をした。
「ふうん……。まあいいけど。君たちにはちょっと興味が湧いたな」
リグロットが二人の前に出る。その背からは緊張が漂う。
「どういうつもり?」
レオルークが言う。
「どうぞ聖母様方にはお構いなく」
「私の方がうまく聖母を守れるけどなあ」
彼が指を向けると、リグロットをバラの檻が包んだ。
リグロットはそれを魔法の雷で切り裂いて出てくる。
「ああ、庭師が端正したバラを」
レオルークは大げさに嘆いて見せた。
「お戯れはおやめください。城内での魔法は原則禁止です」
「君はつまらないなあ」
レオルークは無表情になった。
「三千花はきっと私を楽しませてくれるね?」
レオルークの目は獲物を見つけた肉食動物のようだった。
「うぶな子をからかうのはおやめくださいませ」
晴湖が穏やかに言う。
「君ならいいの?」
「大人の駆け引きを楽しむ程度でしたら」
にっこりと晴湖は笑う。
「結果が見えてるのは楽しくないよねえ」
「過程を楽しむってこともありますわ」
「なかなか根性座ってるねえ」
レオルークが晴湖に手を伸ばす。
三千花はとっさに晴湖の前に入った。
リグロットが口を挟む。
「飽きたから来ないんじゃん」
「信頼があれば会う回数など関係ありません。ですからもう聖母様方には関わらないでいただきたく思います」
「ふうん、そうなんだ。それを決めるのは君じゃないけどね」
和やかな笑顔から一転、レオルークはリグロットを鋭く睨む。
「ではせめて、会議にお出になってください」
「はいはい」
レオルークはつまらなさそうに表情を緩めて気のない返事をした。
「ところでさあ、晴湖」
レオルークは笑顔に戻って晴湖に向き直る。その目は笑っていない。
「普通は王族にはそんな口の聞き方しないんだけどなあ」
「あらそれは失礼いたしました。王子殿下にお会いできて興奮してしまいました。以後気をつけます」
晴湖はすぐに謝罪し、お辞儀をした。
「ふうん……。まあいいけど。君たちにはちょっと興味が湧いたな」
リグロットが二人の前に出る。その背からは緊張が漂う。
「どういうつもり?」
レオルークが言う。
「どうぞ聖母様方にはお構いなく」
「私の方がうまく聖母を守れるけどなあ」
彼が指を向けると、リグロットをバラの檻が包んだ。
リグロットはそれを魔法の雷で切り裂いて出てくる。
「ああ、庭師が端正したバラを」
レオルークは大げさに嘆いて見せた。
「お戯れはおやめください。城内での魔法は原則禁止です」
「君はつまらないなあ」
レオルークは無表情になった。
「三千花はきっと私を楽しませてくれるね?」
レオルークの目は獲物を見つけた肉食動物のようだった。
「うぶな子をからかうのはおやめくださいませ」
晴湖が穏やかに言う。
「君ならいいの?」
「大人の駆け引きを楽しむ程度でしたら」
にっこりと晴湖は笑う。
「結果が見えてるのは楽しくないよねえ」
「過程を楽しむってこともありますわ」
「なかなか根性座ってるねえ」
レオルークが晴湖に手を伸ばす。
三千花はとっさに晴湖の前に入った。