聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
「恥ずかしがらなくても」
少年が手を伸ばして彼女の頬に触れる。
「もう全部見たあとだから」
う、嘘だ。
彼女はベッドからあとずさる。
そして、落ちた。
「痛っ!」
「大丈夫? ドジだなあ」
クスクスと少年は笑った。
「昨日は激しかったなあ。あなたはすごい積極的で。もっと僕がほしい?」
三千花はぶんぶん首を振った。
そんなはずがない。ありえない。
コンコン、とノックがされて、返事を待たずに赤茶の髪の女性が入ってきた。
「お目覚めでございますか?」
「あ、あの、これは――」
思わず弁解しようとしてしまう。
「リーンウィック殿下、こちらにいらしたのですか」
驚いたように女性が言った。と同時に三千花に軽蔑したように鳶色の目を向ける。
「かまいやしないよ。聖母様に会えるんならさ」
聖母。昨日も言われた。どういうことなのか。
少年が手を伸ばして彼女の頬に触れる。
「もう全部見たあとだから」
う、嘘だ。
彼女はベッドからあとずさる。
そして、落ちた。
「痛っ!」
「大丈夫? ドジだなあ」
クスクスと少年は笑った。
「昨日は激しかったなあ。あなたはすごい積極的で。もっと僕がほしい?」
三千花はぶんぶん首を振った。
そんなはずがない。ありえない。
コンコン、とノックがされて、返事を待たずに赤茶の髪の女性が入ってきた。
「お目覚めでございますか?」
「あ、あの、これは――」
思わず弁解しようとしてしまう。
「リーンウィック殿下、こちらにいらしたのですか」
驚いたように女性が言った。と同時に三千花に軽蔑したように鳶色の目を向ける。
「かまいやしないよ。聖母様に会えるんならさ」
聖母。昨日も言われた。どういうことなのか。