聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
「ライエルさん!」
三千花が駆け寄ろうとしたそのとき、アルウィードは手をライエルに伸ばす。
彼は一瞬光って、消えた。
「は!?」
蓮月は驚いて先程までライエルがいた空間を見る。
「転移魔法で城に送った」
言って、アルウィードは膝をついた。
「また無理して」
「平気だ」
三千花の言葉に短く応じた。
「その状態でよく言うよ」
蓮月はあきれた。
三千花と蓮月は両側からアルウィードを支えて博物館の中へ急いだ。
攻撃が増える。
三人のすぐ後ろで爆発が起きる。衝撃とともに博物館の中へ投げ出された。
「いったーい」
三千花は痛みを堪えて起き上がった。
「大丈夫か」
アルウィードがよろよろと近づいてくる。
「なんとか」
「俺の心配もしてくれよ」
「軍人ならばこれくらいのこと」
「軍人じゃねえよ」
蓮月が否定すると、アルウィードは怪訝な顔をした。
「今それ重要じゃないから。早く逃げよ」
言いながら、外で大破している自分の車を見る。
「買ったばっかりでまだローンもあるのに……」
つぶやいた瞬間、車が爆発した。
「ああ……」
燃える愛車を見て、絶望する。
ため息をついて、ふと背中が軽くなったことに気がつく。
「リュックが……」
投げ出されたときの影響なのか、リュックが破れて中身が零れていた。
「そんなもんどうでもいいだろ、行くぞ」
蓮月に促され、最後に残っていた大容量の塩コショウボトルをひっつかんで、三千花は歩き出した。
三千花が駆け寄ろうとしたそのとき、アルウィードは手をライエルに伸ばす。
彼は一瞬光って、消えた。
「は!?」
蓮月は驚いて先程までライエルがいた空間を見る。
「転移魔法で城に送った」
言って、アルウィードは膝をついた。
「また無理して」
「平気だ」
三千花の言葉に短く応じた。
「その状態でよく言うよ」
蓮月はあきれた。
三千花と蓮月は両側からアルウィードを支えて博物館の中へ急いだ。
攻撃が増える。
三人のすぐ後ろで爆発が起きる。衝撃とともに博物館の中へ投げ出された。
「いったーい」
三千花は痛みを堪えて起き上がった。
「大丈夫か」
アルウィードがよろよろと近づいてくる。
「なんとか」
「俺の心配もしてくれよ」
「軍人ならばこれくらいのこと」
「軍人じゃねえよ」
蓮月が否定すると、アルウィードは怪訝な顔をした。
「今それ重要じゃないから。早く逃げよ」
言いながら、外で大破している自分の車を見る。
「買ったばっかりでまだローンもあるのに……」
つぶやいた瞬間、車が爆発した。
「ああ……」
燃える愛車を見て、絶望する。
ため息をついて、ふと背中が軽くなったことに気がつく。
「リュックが……」
投げ出されたときの影響なのか、リュックが破れて中身が零れていた。
「そんなもんどうでもいいだろ、行くぞ」
蓮月に促され、最後に残っていた大容量の塩コショウボトルをひっつかんで、三千花は歩き出した。