聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
 三千花はなんとか逃れようと暴れるが、両手の魔法の拘束は解けない。
「どっちが面白いかなあ」
 レオルークは三千花とアルウィードを見比べる。

「両方やるってのが一番かなあ。どう思う?」
 レオルークはアルウィードにきく。
「どっちもやるな。やったら殺す」

「じゃあ、両方だ。同時にやるのもいいかな?」
 嬉々として、レオルークは言う。

「大丈夫、私はうまいから」
 レオルークは三千花に向き直った。

「やめて!」
 叫びを無視してレオルークは彼女の服に手をかけた。Tシャツを引き裂く。

「へえ、見たことない下着だ」
 レオルークがまじまじと三千花の胸を見る。

「見るな!」
 アルウィードが叫ぶ。彼の体は魔力で押さえつけられて動かない。

「見るだけでそんなに怒るんだ?」
 レオルークはとても楽しそうだった。
「じゃあ、このあとどれだけ怒るんだろうなあ」

 三千花は自由になる足でレオルークを蹴ろうとバタつかせた。
 その片足をレオルークは掴む。

「待ちきれないの? おねだりははしたないって言われなかった?」
 レオルークが彼女のジーンズを撫でると、ビリビリに破れて床に落ちた。

「やめてったら!」
「そういえば人前でするのは初めてかも」
 ワクワクが抑えきれない様子でレオルークは笑う。

 彼が三千花の胸に触れようとしたとき。
 壁の一部が轟音とともに吹き飛んだ。

「こちらにいらっしゃいましたのね」

 ロレッティアが現れた。
 血まみれのドレスを身にまとって。

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