聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
「聖母様はアルウィードとはいつお知り合いになられたので?」
「……一昨日」
「それでもう指輪まで」
ユレンディールが驚く。
三千花は左手を見せた。
「これのこと?」
「そうです。王家の家宝ですよ。かつての聖母様が使用していたそうで、再び現れたら差し上げることとなっています。いろいろな魔力がこめられているとかで、この指輪をはめていると知らない言葉でも知っている言葉に変換されるとか」
「つまり自動翻訳機能があるってこと?」
「そうです」
にこやかにユレンディールは肯定する。
「騙された!」
三千花は憤慨した。拳を握りしめる。
「どうされました?」
ユレンディールは驚いて尋ねる。
「翻訳の魔法が一日で切れるから、毎日キスしなきゃいけないってあの王子に言われた!」
「ああ、それは嘘ですね――あいつ、意外にムッツリスケベだな」
ユレンディールは苦笑した。
ムッツリスケベって、すごい久しぶりに聞いた気がする、と三千花は思った。
「あ、言わないほうが良かったですか? キスしたかったとか?」
ぶんぶんと首を振って否定する。
「キスがお好きなら、私がしてさしあげますよ」
「だから、違います」
「そんな不誠実な王子はやめにしませんか」
ユレンディールは急に三千花の腰を抱いた。
「……一昨日」
「それでもう指輪まで」
ユレンディールが驚く。
三千花は左手を見せた。
「これのこと?」
「そうです。王家の家宝ですよ。かつての聖母様が使用していたそうで、再び現れたら差し上げることとなっています。いろいろな魔力がこめられているとかで、この指輪をはめていると知らない言葉でも知っている言葉に変換されるとか」
「つまり自動翻訳機能があるってこと?」
「そうです」
にこやかにユレンディールは肯定する。
「騙された!」
三千花は憤慨した。拳を握りしめる。
「どうされました?」
ユレンディールは驚いて尋ねる。
「翻訳の魔法が一日で切れるから、毎日キスしなきゃいけないってあの王子に言われた!」
「ああ、それは嘘ですね――あいつ、意外にムッツリスケベだな」
ユレンディールは苦笑した。
ムッツリスケベって、すごい久しぶりに聞いた気がする、と三千花は思った。
「あ、言わないほうが良かったですか? キスしたかったとか?」
ぶんぶんと首を振って否定する。
「キスがお好きなら、私がしてさしあげますよ」
「だから、違います」
「そんな不誠実な王子はやめにしませんか」
ユレンディールは急に三千花の腰を抱いた。