聖母召喚 〜王子に俺と結婚して聖母になれと烈愛されてますが、隙を見て逃げます〜
「何を言っているんだ?」
「いや、あの、この国だけの特徴みたいな」
「産業で言うなら魔石が取れるが、それが何か」
「魔石って何?」
「魔力がこもった石だ。灯りや魔力道具の力の源として使われる」
「それってすごいの?」
「我が国ほどの純度の高いものはなかなか取れない」
「よくわからない」
「魔石は魔力で発動させる。魔石の純度によって使い方は変わるし、魔力の入れ具合でも変わる。明かりに使うレベルのものは庶民でも使えるが、純度の高いものは専門家だけが使える」
「そうなんだ」
なんかよくわからないが、がっかりした。
「なんだ?」
「いえ、なんでもないです。魔法の使える人がいる国って、だけですごいです」
棒読みのようになってしまった。
「謁見には間に合わなかったが、ドレスを仕立てる。このあと係の者が来るから、大人しくしてくれよ」
「いらないと思うけど……」
「今は母上のドレスを君に着せているが、サイズが合ってないだろう。聖母として恥ずかしくない装いをしてもらわなくては困る」
「ドレスは魔法でパパっと作るの?」
「そんな便利な魔法はない。手縫いだ」
「えっ、ミシンもないの?」
「庶民が使うものだ。我々が着るのは手縫いと決まっている」
「めんどくさいルール……」
ミシンがあることに驚いたが、手縫いルールにも驚いた。三千花があきれると、アルウィードは真顔になった。
「……確かにそうかもな」
意外な反応に、三千花は戸惑った。
そんなことより、今は国王との謁見だ。
三千花はにわかに緊張した。
「いや、あの、この国だけの特徴みたいな」
「産業で言うなら魔石が取れるが、それが何か」
「魔石って何?」
「魔力がこもった石だ。灯りや魔力道具の力の源として使われる」
「それってすごいの?」
「我が国ほどの純度の高いものはなかなか取れない」
「よくわからない」
「魔石は魔力で発動させる。魔石の純度によって使い方は変わるし、魔力の入れ具合でも変わる。明かりに使うレベルのものは庶民でも使えるが、純度の高いものは専門家だけが使える」
「そうなんだ」
なんかよくわからないが、がっかりした。
「なんだ?」
「いえ、なんでもないです。魔法の使える人がいる国って、だけですごいです」
棒読みのようになってしまった。
「謁見には間に合わなかったが、ドレスを仕立てる。このあと係の者が来るから、大人しくしてくれよ」
「いらないと思うけど……」
「今は母上のドレスを君に着せているが、サイズが合ってないだろう。聖母として恥ずかしくない装いをしてもらわなくては困る」
「ドレスは魔法でパパっと作るの?」
「そんな便利な魔法はない。手縫いだ」
「えっ、ミシンもないの?」
「庶民が使うものだ。我々が着るのは手縫いと決まっている」
「めんどくさいルール……」
ミシンがあることに驚いたが、手縫いルールにも驚いた。三千花があきれると、アルウィードは真顔になった。
「……確かにそうかもな」
意外な反応に、三千花は戸惑った。
そんなことより、今は国王との謁見だ。
三千花はにわかに緊張した。