光が消えていってしまう君へ

お引越し

小学校を卒業した。

なので、お引越しの準備をします!


「紗和自分の部屋の荷物まとめといて~」

「はーい。」

「和弥に手伝ってもらって。もう終わったらしいから。」

「早っ!」


和弥っていうのはお兄ちゃんの名前。

「和」っていう文字が好きなんだって。

私は可愛いものとかきれいなものが好きだから、ぬいぐるみとかが沢山ある。

それをまとめて段ボールに詰め込む。


「ぐちゃぐちゃになりそう...」

「しょうがないだろ。てか、ぬいぐるみどんだけあるんだよ。」

「十五個くらい。」


そんなこんなで引っ越しの準備終了!

あとは、ゆったりと新しいおうちまで移動しまーす。



「着いたーーー!」

「人多いな~」


東京は人がすごく多かった。

そして新しい家にテンションがめっちゃ上がる。


「じゃあ、荷物を整理してこい。」

「はーい。」


部屋も大きくなってうれしいな~。


「ねぇねぇ。新しい学校の名前って何?」

「たしか、虹神学園だったと思う。」

「ふぇ~。どんな人がいるのかな。」

「つーか受かってんのかな...」

「...」


分かんない...

比較的成績はいい方だったけど、私立でも通用するかは...

お兄ちゃんはたぶん受かってるだろうけど。


「あれ?渡してなかった?」

「何を?」

「二人とも合格って通知来てたよ~」

「やった~!」

「明日制服取りに行ってって」

「「はーい。」」


虹神学園といえば制服が可愛いって京都でも有名だった。

楽しみだな~
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