内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
「龍一さんなら……いいです」
窓に映る彼の目を見つめ、小声で告げる。お腹が空いたとか、眠いとか、そういう本能的な欲望に彼が従っているだけかもしれなくても……彼を満たすことができるのなら、喜んでその相手になりたい。
だって好きだから。大好きだから。
「……怖くないか?」
「平気です。キスやハグならたくさん練習しましたし……龍一さんは、きっと優しくしてくれるって、思うから」
肩に回された彼の腕に自分の手を重ねてキュッと掴む。そしておずおず彼の方を振り向くと、鋭く目を細めた彼と目が合い、強引に眼鏡を奪われる。
急に視力が弱くなってくらりとした瞬間、噛み付くように唇を塞がれた。
私の反応を探ってキスを楽しむ普段の雰囲気ではなく、貪るような口づけの応酬。
「きみは俺を買いかぶりすぎだ」
呆れた声すら上擦っていて、背筋にぞくぞくとしたものが走る。
重なる唇の隙間から、ちゅく、と舌が入り込み、後ろから私の顎を掴んだ彼に、口内を蹂躙される。
買いかぶりすぎって、どういう意味だろう……?
考えようとしても、思考は焼き切れる寸前。
絡んでいた舌が離れていくと、切なくなって自分からまた彼の舌を求めてしまう。