内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】

 あまり見ないように顔を背けていると、「こっちを向いて」と頬を両手で包み込まれる。

 見つめ合った彼は優しく私の唇を啄み、私の体の緊張が解けたのを見計らい、ゆっくり入ってきた。

 たくさん慣らしてもらったはずだが、初めてだからだろうか。鈍い痛みに耐えながら休み休み時間をかけ、ようやく彼と繋がることができた。

 奥まで入った彼は、愛おしそうな目をして私の頬を撫でる。

「よく頑張ったな……。痛くないか?」
「少しだけ……。でも、出て行っちゃ嫌です」

 そう言うと同時に、彼の背中に回した腕にギュッと力を籠める。

「真智、あまりかわいいことを言わないでくれ。もう少し動かさないでいようと思っているのに……理性が飛ぶだろう」

 微かに腰を揺らした彼が、トン、と奥の方をノックする。その優しい動きに、痛みは伴わなかった。

「ゆっくりなら、動かして平気かもしれないです」
「わかった。ゆっくり……きみの弱点を探すよ」

 言葉通りに、スローな動きで私の体の上を往復する龍一さん。穏やかな動きは私にとっては心地よいけれど、彼はどうなのだろう。

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