内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
「解熱剤を買ってきたから飲んだ方がいい。なにか食べられるか? 温めるだけのおかゆ、あとはゼリー飲料を買ってきた」
手にしていた袋を開き、中身を彼女に見せる。
「ありがとうございます。ゼリーを頂きます。それと、子どもたちにもなにか……あの、これでいいので、食べさせてもらえますか?」
これ、と彼女が手に取ったのは、顔の横にあった冷凍うどんの袋だ。彼女の熱で少し周りが溶けている。
「わかった。子どもたちにアレルギーは?」
「ありません。ただ、そのままだと長すぎるので、キッチンバサミで適当に切っていただけると……」
なるほど、うどんなら子どもも食べやすいと思いきや、大人と同じ状態で与えればよいというわけではないらしい。
火傷させないように温度も気をつけなくては。
「ちゃちょー、ごはんちゅくる?」
ずっと真智にべったりの麦人だったが、お腹が空いているのだろう、
器用に足からソファを下り、俺のそばへやってきた。
「ああ。お腹空いただろ。三人とも、うどんでいい?」
「うどん、すき!」
「ぼく、なっとういれる」