内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
【よかった。それじゃ、明日は張り切ってパパをしないとな】
【無理をすると疲れますよ。これからはもう、毎日パパなんですから】
【そうだったな。じゃ、毎日張り切るよ】
語尾には力こぶの絵文字が添えられていて、クスッと笑みがこぼれる。いつも通りでいいのにとも思うけれど、頑張って三つ子の父親になろうとしてくれている気持ちが伝わってきてほっこりする。
その後も何通かメッセージのやり取りをしているうちに、私は自然とまぶたを閉じていた。
翌日は快晴に恵まれ、まさに動物園日和。マンションの前まで迎えに来てくれた龍一さんの車で、郊外の動物園へ向かう。
今までセダンタイプの車に乗っていた彼だが、この日のために七人乗りのSUVに車を買い替えたらしい。もちろん、チャイルドシートも三人分揃えてくれた。
三列シートの後列に秋人と楓人、二列目のシートに寂しがり屋の麦人を乗せ、私はその隣に。
基本的に三人とも乗り物が好きなので、ドライブの間中はとてもいい子にしてくれた。
オムツや着替えなどとにかく荷物が多いが、今日は三つ子と荷物が一緒に乗せられる大きなカートを持ってきたので、龍一さんがそれを引いてくれた。