内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
――二年後。私たちは三つ子が四歳を迎えた秋に、挙式の日を迎えた。
龍一さんや子どもたちと話し合って決めた式場は、内部が円形になっている珍しいチャペルが特徴だ。
式が開始すると同時に、私たちの希望する特別な演出で彩られる予定なので、ワクワクしている。
今日ばかりは眼鏡をコンタクトに変え、甘すぎないロングスリーブのAラインラインドレスに身を包んだ花嫁の私は、頭にふわりとかぶさるベール越しに、三人のかわいい王子たちに声をかける。
「三人とも、準備はいい?」
お揃いのチェック柄スリーピースに身を包んだ三人が、競うように口を開いた。
「まかせて! ぼくがみぎがわ」
「おれがひだりがわ」
秋人と楓人が持つバスケットの中には、フラワーシャワー……ならぬ、光る星のプレートがいくつも入っている。
子どもたちふたりにそれを撒いてもらいバージンロードをキラキラと光らせるのが、入場を盛り上げる演出のひとつだった。
「麦も、大丈夫?」
「うん! ママといっしょにあるいて、さいごパパにバトンタッチ」
「よしっ。完璧ね」