内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
三人の役割と確認したところで、入り口のスタッフが目配せをくれ、チャペルの扉が開く。照明が落とされた暗いチャペルに四人で入っていくと、やがて扉が閉められた。
外からの光が完全に遮断された直後、円形の天井が数えきれない星を映して輝きだす。
プラネタリウムさながらの投影機で、チャペル全体を星空にする。それが、私たちこだわりの演出だった。
参列者の間から、わっと歓声が上がる。
私たちを出会わせてくれたSparcil、ずっと私を支えてくれた姉や、石狩さん。天国で私を見守ってくれていた母。そして、秋人、麦人、楓人。
たくさんのきらめきに導かれ、私たちはこの日を迎えることができた。
その感謝の気持ちを、どうしても表現したかったのだ。
「いくよ」
小声で三人を促し、秋人と楓人の手のひらから舞い散る星のきらめきに目を奪われながら、麦人に手を引かれてバージンロードを進む。
顔を上げてまっすぐ見つめた祭壇の上には、凛々しいブラックタキシード姿の龍一さんと、もうひとり――ふわふわの白いドレスに身を包んで彼の手に抱っこされている、生後九か月の愛娘、きらりがいた。