内緒で三つ子を産んだのに、クールな御曹司の最愛につかまりました【憧れシンデレラシリーズ】
三つ子の兄が「きらちゃん」と呼んでもっぱら溺愛している、我が家の新たな星だ。
祭壇に到着すると兄三人は着席し、私と龍一さん、そしてきらりの三人で牧師と向き合う。
誓いの言葉を述べる最中に天井の星を見上げ、「だぁ」と声を上げるなど、きらりが常に楽しそうなので、式の雰囲気は終始和やかだった。
誓いのキスでも、きらりは私のベールに興味津々。新郎の龍一さんより先に掴んで引き上げてしまったので、彼と目を合わせてくすくすと笑った。
「まったく、自由なお姫様だ」
「ホントですね」
きらりがよそ見をした隙に、軽く唇を合わせる。それからお兄ちゃんたち三人も手招きして呼び寄せ、祭壇の前に家族六人で集まり、子どもたち全員に、パパとママから頬へのキスをプレゼントした。
最後に龍一さんが三つ子と目線を合わせるようにしゃがみ、天井を指さす。
「秋人も麦人も楓人も、そしてきらりも、パパとママにとってはあんなふうに輝く星みたいな宝物だ」
「ママも、みんなのキラキラした笑顔が大好き。これからもよろしくね」
三つ子たちはそれぞれ、うれしそうにはにかんで「うん!」と頷く。
きらりだけはやっぱり天井を見つめ、小さな手のひらになんとか星を掴もうとしながらかわいい声をあげていた。
FIN


