旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
 美咲は彼を受け入れながら、ああやはりそうなってしまうかと思った。痛みを感じない人もいると聞いたことがあるから、自分もそうならいいなと思っていたが、美咲はそうではないようだ。

「うっ……くっ……」

 痛みでついつい体に力が入ってしまう。

「やはり痛いですよね。すみません」

 痛がり続ける美咲に聡一が離れていこうとするのがわかって、美咲は慌てて聡一に縋りついた。

「お願いっ」
「っ。わかりました。もう少しだけ頑張れますか?」

 美咲が必死に首を縦に振って答えると、聡一は美咲を労わるように口づけ、体を撫でさすりながら進めてくれる。美咲は聡一が与えてくれる痛み以外の感覚を必死に追った。聡一が美咲を気遣ってくれているとわかるから、美咲は痛みにも耐えられた。

「はあー、美咲。美咲、よく頑張りましたね」
「……できた?」
「はい。ありがとうございます。美咲さん」
「ふっ、うぅ」

 嬉しくて、嬉しくて涙がとめどなく溢れてくる。聡一と身も心も一つになれたことが嬉しくてたまらない。

「すみません。痛いですね」

 美咲の涙を聡一が優しく拭ってくれる。痛みで泣いていると思ったらしい。

「ちがっ。痛い、けど、うれしっ」
「はあー。どうしてあなたはそういじらしいのですか。愛していますよ、美咲。愛しています。心の底からあなたを愛しています」
「私も聡一さんが好き。好きです。嬉しい」
「私もとても嬉しいですよ。今日は動きませんから、もうしばらくこのままでいさせてください」
「はい」

 聡一は再び口づけながら、美咲の体に優しく触れてくれる。さすがに絶頂は迎えられなかったものの、美咲は聡一が与えてくれる快感を必死に味わった。
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